プロバイダーの乗り換え方法と知っておくべき注意点!

プロバイダーの乗り換え方法と知っておくべき注意点!

突然ですが、プロバイダーを乗り換えたいと考えていませんか?
「もっと快適に利用できるプロバイダーにしたい!」
「もっと安いプロバイダーにしたい」
「もっとサポートが受けられるプロバイダーにしたい」
など現在利用しているプロバイダーに不満があり、乗り換えを検討している方もいるのではないでしょうか。

とはいっても「プロバイダーの乗り換え方法や手順が分からない!」という方もいますよね。
また、乗り換えは手続きが面倒そうと感じられがちですが、プロバイダーの乗り換えは意外にシンプルなのです。

ということで、ここからはプロバイダーの乗り換え方法と注意点を説明していきます。

▶︎目次

1.プロバイダーの乗り換え方法は意外にシンプル!乗り換え手順を解説

まず前提として、プロバイダーの乗り換えと回線事業者の乗り換えはまったくの別物。プロバイダーを乗り換えてもそれまで利用していたインターネット回線はそのまま使えます。

実はプロバイダーのみ乗り換えるときは、事務的な手続きだけで完了するので意外にシンプルなのです。

基本的な知識として、インターネットを接続するために必要なのは「回線」と「IPアドレス」です。
IPアドレスはインターネット上の自分の住所のようなもので、例えば「123.45.678.9」など、「.」で区切られた4つの数字が並んだ番号を指します。

そこでインターネット回線の準備が整ったあと、プロバイダーと契約することでIPアドレスが自動的に割り当てられます。
つまり、インターネットを利用するためにはプロバイダーとの契約が必須となるわけです。

フレッツ光などの光回線と契約している状態からプロバイダーを乗り換える場合、すでに回線は繋がっているので新しく回線に契約する必要はなく、さらに工事をする必要がまったくありません。

プロバイダーの乗り換え手順

では、実際にプロバイダーを乗り換えるには何をすればいいのか?
一般的なプロバイダーの乗り換え手順の説明と、パソコン上での設定方法をご紹介します。

➀乗り換え先のプロバイダーに申し込み
プロバイダー限定のWEBサイトからインターネット申し込みすると、キャッシュバックなどの特典が貰えるプロバイダーが多いので上手に利用しましょう。

➁開通日程の確認
乗り換え先のプロバイダーの開通日程の確認は必須です。

➂現在のプロバイダーの解約手続き
新しいプロバイダーの開通日に合わせて解約手続きを始めます。
一部インターネット上で手続きができるプロバイダーはありますが、基本的にカスタマーセンターに電話すれば解約手続きができます。

その際、成りすましいった行為の防止のため本人確認が必要になります。
そのため、契約者本人もしくはその家族でしか解約手続きが行えません。そこで解約したい旨を伝えると書類が送られてくるので、それを返送すれば解約完了となります。

乗り換えた後のパソコン設定方法

プロバイダーの乗り換えは事務的な手続きで済みますが、パソコンの設定変更は自身で行わなければなりません。
乗り換え先のプロバイダーと契約すると接続用のIDとパスワードが送られてくるので、それをパソコンに設定すれば使えるようになります。

【パソコンの設定方法】
➀スタートメニューの「コントロールパネル」 → ネットワークとインターネットの「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリック

➁「基本ネットワーク情報の表示と接続のセットアップ」画面が表示されます。
 その画面のネットワーク設定変更「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリック

➂「接続オプションを選択します」画面が表示されるので、一番上の「インターネットに接続します」をクリック

➃すると別のタスクが表示されるので、その中の「新しい接続をセットアップ」をクリック

➄「どのような方法で接続しますか?」という画面が表示されるので、「ユーザー名とパスワードが必要なDSLまたはケーブルを使って接続」をクリック。

➅最後の「インターネットへの接続」が表示されるので、そこに「ユーザー名(ID)」と「パスワード」を入力して、「接続」をクリックすれば設定は完了です。

以上のように、プロバイダーの乗り換え手続きは開通日程さえ注意していれば簡単に行えるのです。また、パソコン上の設定もパソコンの知識がない人でも行える程度の作業なので問題ないでしょう。

2.プロバイダーを乗り換えるときの注意点

プロバイダーを乗り換えるときの注意点
プロハイダーの乗り換えはシンプルで簡単と言っても注意が必要な点がいくつかあります。
この項では見落としがちなプロバイダーを乗り換えるときの注意ポイントを説明していきます。

旧プロバイダーの解約はできるだけ「月末」に行う

プロバイダーは日割りで料金計算をしておらず、月単位の請求が基本になっています。
そのため、その月に1日でも経過してしまうと月額料金が丸ごと請求されます。例えば、4月1日に解約したとしても一月分丸々請求されるということです。

そこで、できるだけ旧プロバイダーの解約日が月末になるようなに日程調整すれば、ひと月分の料金を損することがなくなります。

メールアドレスが変わる

基本的なことですが、プロバイダーを変更するということはIPアドレスも当然変わりますよね。
IPアドレスが変更になることで今まで使っていたメールアドレスは使えなくなり、新しいプロバイダーのメールアドレスに変更になります。

しかし、突然メールアドレスが変更になれば業務利用していた方が困ってしまうので、多くのプロバイダーでは月額200円程度で旧プロバイダーのメールアドレスだけを利用できるプランが用意されています。

ただし、プロバイダーによってはメールアドレスのみの契約ができないケースがあるので、旧プロバイダーを解約する前にチェックしておきましょう。

違約金が必要になるケースがある

プロバイダーの乗り換えするとき、旧プロバイダーの解約に際して違約金が必要になるケースがあります。

プロバイダーによって「最低契約期間」が設定され、その期間中に中途解約すると違約金が必要になるのです。
主なプロバイダーの最低契約期間と違約金は以下の通りです。

プロバイダー 最低契約期間 違約金
OCN 24ヶ月 5,000円
So-net 24ヶ月 3,000円
BIGLOBE 24ヶ月 5,000円
@nifty 24ヶ月 3,000円
Yahoo!BB 24ヶ月 5,000円

最低契約期間24ヶ月で設定するプロバイダーが多く、24ヶ月以内に解約すると3,000~5,000円の違約金が必要になります。
そのため、各プロバイダーではこのような違約金を還元してもらうためにキャッシュバックなどの特典を用意しているのです。

以上、プロバイダーを乗り換えるときの注意点を3つご紹介しましたが、携帯電話のMNP(携帯乗り換え)の注意点と似ていますよね。それほど大きな影響がある注意点ではありませんが、解約のタイミングや違約金は事前にチェックしておきましょう。

3.まとめ

プロバイダーの乗り換えは手続きが面倒と思われがちですが、ご紹介した通り事務的な手続きで乗り換えられるので思っているほど手間はかかりません。

ただし、旧プロバイダーの解約と新プロバイダーの開通の日程が悪いとインターネットが使えない日が発生してしまいます。
最善の乗り換え方法として、新プロバイダーに申し込んで開通日が決まったら、旧プロバイダーの解約を申し込むという流れで手続きを進めれば使えない日が発生することはなくなります。

プロバイダーの乗り換えは事務的な手続きが完了しますが、日程調整はしっかり行いましょう。

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