プロバイダーの規制・制限とは?大手になるほど規制は厳しい!

プロバイダーの規制・制限とは?大手になるほど規制は厳しい!

インターネットを使っているとき、動作が遅くなったりダウンロードに時間がかかったりしてイライラすることはありませんか?その原因の一つが、プロバイダーの規制・制限によるものなのです。

「プロバイダーに規制や制限なんてあるの?」
「プロバイダーはどんな規制や制限をしているのか?」
など、普段何気なくインターネットを使っている中で気付かない方もいますが、大手プロバイダーほど規制・制限が厳しい傾向があります。

また、規制・制限を知っている方の中には、規制・制限がないプロバイダーを探している方もいるのではないでしょうか。
ということで今回は、プロバイダーの規制・制限の種類の説明と、規制・制限がないプロバイダーを数社ご紹介していきます。

▶︎目次

1.プロバイダーの規制・制限は大きく2種類!大手ほど厳しくなる?

インターネットを利用するうえでプロバイダーとの契約は必須ですが、以下の2種類の規制・制限が設けられています。

  • 転送量
  • 通信方式

この2つの規制・制限に関しては、有名な大手プロバイダーになるほど厳しくなる傾向があります。
その理由は、膨大な数のユーザーと契約しているからです。

詳しく説明すると、契約者が多いということは必然的に日々利用される通信量も膨大な量になってしまいます。
近年はインターネット回線の高速化やデータ処理能力の向上などで、一般のユーザーでも大容量のデータ通信が可能になっています。

そこで、一部のユーザーが占有的に膨大な量のデータ通信を行った場合、一般のユーザーとのバランスが悪くなり通信が不安定になるケースが多く発生してしまいます。

そのような理由から契約者が多い大手プロバイダーでは、通信品質やサービスの公平性を保つための手段として上記の規制や制限が強化されているのです。それでは、転送量、通信方式の規制・制限とは何なのか確認していきましょう。

転送量の規制・制限とは?

主に1日あたりの上り(アップロード)通信総量が規定値を超えたときに制限がかかる規制になります。

ほとんどの大手プロバイダーで実施され、1日あたりの通信料が30GBを超えた時点で通信速度が制限されるほか、超過し過ぎると通信が切断されるケースもあるようです。

1日あたりの通信量の制限はプロバイダーによって多少異なりますが、概ね30GBが目安になります。

通信方式の規制・制限とは?

主にP2Pなど特定の通信方式を制限する規制です。

P2P(ピアツーピア)は「peer-to-peer」の略語で、P2Pネットワークとも呼ばれます。
難しいシステムの説明は省きますが、主に大容量のファイル転送やオンラインゲームなどで利用される通信方式です。

P2Pは大容量のデータ通信が行われるため、回線混雑が頻繁に発生してしまいます。
そこで、大手プロバイダーではP2Pを利用した通信を検知した場合、通信速度を低下させる以外にも通信を遮断するケースもあります。

以上、主に大手プロバイダーで設けられている転送量と通信方式の規制・制限をご紹介しましたが、プロバイダーによって対応が異なります。転送量の制限は一日あたり上り(送信:アップロード)30GBが目安ですが、通信方式に関してはP2P以外の制限はプロバイダーに問い合せないと分かりません。

2.“規制・制限がない”プロバイダー紹介

“規制・制限がない”プロバイダー紹介

大手プロバイダーのほとんどは、前項でご紹介した転送量と通信方式の規制・制限を設けていますが、一部に規制・制限がないプロバイダーが存在しているのです。プロバイダーの規制・制限がなくなればインターネット回線のスペックをフル活用できるようになります。

ここでは、“規制・制限がない”プロバイダーを3社ご紹介します。

NURO光

NURO 光は、So-netが提供するNTTのダークファイバー網を利用したFTTHインターネット接続サービスです。個人宅向け商用FTTHサービスとして、下り最大2Gbpsの超高速回線を提供しており、国内最速の光インターネットサービスになります。

転送量、通信方式(P2P)の制限が設けられていないので、国内最速の通信速度を存分に活用できます。

かもめインターネット

かもめインターネットは神奈川県を中心に地元の人に向けたサービスを提供するプロバイダーでしたが、2009年に全国展開を始めています。転送量・通信方式に制限はなく、長期契約縛りや違約金もないことで人気のプロバイダーです。

かもめインターネットは神奈川県に自社設備があるため、神奈川県にお住まいの方はご利用の方が多いのではないでしょうか。

府中インターネット

府中インターネットは広島県府中市にあり、西日本エリア中心のプロバイダーでしたが、2013年にエリアを拡大して現在では全国どこからでも利用できるようになっています。特徴は何といっても転送量・通信方式の制限がないことです。

以上、転送量・通信方式の規制・制限がないプロバイダーを3社ご紹介しましたが、どちらかといえば地域密着型のプロバイダーが多い印象ですよね。

NURO光は関東圏限定、かもめインターネットは神奈川県、府中インターネットは広島県と、その地域にお住まいの方は選択肢の一つになりますよね。また、かもめインターネットと府中インターネットは全国展開もしているので、大手プロバイダーの規制・制限がうんざりという方は乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

3.まとめ

プロバイダーに規制や制限なんてあるの?という方もいるかと思いますが、大手プロバイダーでは「転送量」と「通信方式」の規制・制限が設けられています。

通信品質やサービスの公平性を保つための手段として規制・制限が設けられ、主に占有的な大容量のデータ転送などを制限しています。そこで、大手プロバイダーの規制や制限がうんざりという方は、”規制・制限がない”プロバイダーへの乗り換えを検討してみましょう。

今回は規制・制限がないプロバイダーを3社ご紹介しましたが、通信方式に制限はないけど転送量に制限があるタイプのプロバイダーも存在するので、プロバイダーを決めるときは規制・制限をチェックしてみましょう。

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